2012年7月26日木曜日

行こう、外へ

最近いろんな人がいろんな場所へ行っているなぁ。

そんなことをふと思っていた。


つまるところ、どうして人は移動するのかなぁとか
逆に移動しないのはどうしてなのかなぁとかそういうこと。


前にある大学の就職担当の人と話したら、
「最近の大学生は地元志向ではなくて超・地元志向なんです。
隣の県に行くのも嫌だという人が増えています。」
と言っていた。

他にも約10人に1人の働き手はひきこもっているとか
予備軍含めると150万人いるとかいろいろ出てくる。


いわゆる内向き。


でも一方海外旅行者数もピーク時に戻りつつあるし、
国内の宿泊旅行者数も増えている。


海外での3カ月以上の長期滞在者と永住者を合わせた
海外にいる日本人(海外在留邦人)は今年約118万人となり、
過去最高を更新
している。





いわゆる外向き?






この2つの出来事をどう捉えるものだろうかとぼんやりと考える。


きっと内向き外向きという一言でまとめるものじゃなくて、

移動距離という、拡がりと縮まりがあり、
心を開く閉ざすという人との距離感もあり、
未知なる世界へ踏み出す楽しさと怖さもある。

その結果、こだわりある移住民や定住民が生まれ、
またその逆も然りという気がしている。


心を閉ざしたまま海外へ向かう人もいるし、
地元のためを思って海外へ行く人もいる。

新たな世界へ踏み出そうと過疎地に行く人もいるし、
居心地のよさ故に都市に居続ける人もいる。






もちろん一括りにできない様々な事情がある。



移動を促したい訳でも、移動をしない人を咎める訳でもない。


あくまでも物理的移動による「外へ行くこと」が大切なのではなくて、


自分の枠や発想を超えていく世界観の「外へ行くこと」が大切なんだと思う。


それが多くの人が本当に言いたい「外へ出よ」なんじゃないだろうか。

ただ、移動という行動の是非にその人の世界観が映される。と思ったりはする。

そんなことを思う今日この頃。