2011年5月23日月曜日

東西経済回廊見聞録

かなりブログ更新が止まっておりました。。
4月下旬にラオスに行ってきたのに、気づけばもうちょっとで1ヶ月が経ちます。

早く書かねば!という気持ちに駆られ、
今あの壮絶な
1日目:ダナン→サバナケット→ムクダハン。
2日目:ムクダハン→ビエンチャン。
3日目:ビエンチャン。
4日目:ビエンチャン→ダナン。

という大移動旅行を思い出しています。

移動手段は陸路。そしてこの車に10人が乗り込み
決して平坦ではない道をぶっ飛ばしてきました。



この3泊4日の大移動旅行がどのぐらいすごいことだったかを
少しでも理解して頂く為にもぜひこの日経ビジネスオンラインの記事
ご参考頂ければと思います。

その記事には本記事のタイトルにもなっている東西経済回廊が
何であるかということも書かれています。




僕が初めてベトナムに来た頃からこの東西経済回廊という言葉と
概論だけは知っていたのですが実際のところどうなってんのかということは
知る由もなく、まさか偶然にも旅行でこの道を通るとは思わなんだでした。

なので、みんなの中では純粋な旅行だったと思うけど、
僕は1日目のダナン→サバナケット→ムクダハンについては
東西経済回廊の視察みたいな感じでずっと眺めてました。




ということで僕たちは朝6時にダナンを出発して、

確か11時半ぐらいにラオス国境までやってきました。




が、しかし国境を超えれない。。
通関の人たちがいないのだ。。

どうやら昼飯を食いに行っているためいないらしい。。
そしていつになったら帰ってくるのかわからないらしい。。

ベトナム人いわく、ラオス人はベトナム人を超えるのんびりさらしい。。
30分ぐらいしたら戻ってきたので一安心でした。




ここはもうラオスとタイの国境。大体ラオス入ってから4時間ぐらいで来れた。

サバナケットとムクダハンの間には川があって、そこには橋が架けられ
バスでみんな行き来するんだけど、その橋は日本のODAで作ったらしい。

ほんとに世界に出るといろんなところで日本を感じられる。
でもこれはアジアに限ったことなのかもしれないなぁ。




これはサバナケット行きのカジノ?のバスかな?

これからサバナケットがもっと賑わってこれば、
東西経済回廊は観光客向けにもバスを走らせることができると思う。

結構バス降りて書類書いたりするのもめんどくさかったから
そこを円滑にしてくれるサービスも旅行会社とかだったらできないかなぁ。

ミャンマーはよくわからないけど、
タイ北部も観光地や世界遺産はあるし、ベトナムはフエも通るし、
最後はダナンだけど、ダナンまで来ればホイアンもすぐ近くだ。

ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナムの4カ国で
首都と王道観光スポットを走らない渋いキャラバンツアーができそうだな。。





バスに乗り込み約3分程度でタイに入る。
これで1日にして2カ国を突っ切ったことになる。


・・・外国に行くのってこんなにも簡単だったんだ。


ってこのときすごく思った。

誰かが言ってたけど、「海外」という言葉はそもそも島国の人たちが
使う言葉であり、大陸国の人たちには陸路で繋がっている
「隣の国」、「外国」に行くだけのことなんだ。

自分自身今回実感したけど、
外国に行くのってそんなにたいそうなことじゃない。

日本人にとっては陸路でいける外国がないから、
何でも「海外」になってしまう。
うーん。これは大きな違いだ。






ムクダハンってきっとタイの中ではそんな大きな街じゃないと思うけど
それでもラオスやベトナムと比べて車が多いし、
セブンイレブンがある。

それ以外は特に特筆することはない街。というか滞在時間が
ほとんどなかったので全然街の全貌がわからなかったけど、
レンタルビデオ屋さんがEROTICばっかりだったのが面白かった。

そして、JAPANのEROTICも多かった。。





タイに入ると車は右ハンドル。
ラオスとベトナムは左ハンドル。

タイからモノを持ってきたり、ベトナムからモノをもってくるとき
このハンドルの違いって大丈夫なんでしょうかね。






1日で突っ切ってみて、思ったことは東西経済回廊のビジネスとしての
目的はまだまだ達成されていないように思う。

ただ、人の移動はきっと円滑になっただろうし、
ラオスのサバナケットのように今後街が開発されていくという
影響も及ぼしているとは思うが、
・地方都市ばかりを走りすぎている
・国を超える時の制度や手続き
などの点から本当にモノが大量に円滑に運ばれていくのか?
という疑問が素人目には浮かび上がった。

まだまだだからこそ、このエリアでもっと商流が生まれるように
様々な仕事が求められるだろう。きっと日本人もほとんどいないはずだ。

今回は駆け足でざっと見ただけだから、本当のところはわからないが
今後1つずつこの東西経済回廊沿いの街を知っていきたいと思った1日目でした。